水がめ座ダイアリー

from Vilnius 秋の土曜日  2015.10.24


ここ数日の雨模様から一転、よく晴れた一日。夕方、ゴーダと別れてからひとり、ヴィリニュスの街を一望できる丘まで散歩に出かけました。城壁跡をぐるりと進んで、少し先の丘の麓から、自転車を押しながら上ってくるおじいさんを横目に見つつ丘をこえて……落ち葉を踏みしめながら木々のなかに入っていきました。黄色い木々に囲まれて、その向こうに見えるヴィリニュスの街をカメラに収めて、リトアニアに来てから木々の色が更に深い黄色に変わっているのに気づきました。あとから、iPhoneに残している定点観測しているバルコニーからの眺めを見たら、到着したばかりの頃はまだ濃い緑色が目立っていた木が、ある寒い日を境に一気に黄色く色づいていて……リトアニアの秋は、生き生きとしていて、これから長い静の季節がやってくるのを前に輝いているようです。


街のいたるところに観光客で溢れるようになったリトアニア。良い時代なのだと思います。土曜日とはいえ、こんなに通りに人がいるなんて、これまで見たことがなかったなぁ……と驚くばかり。でも見晴らしのいい丘は、まだまだ地元の人が少しいるだけで、静かなものでした。リトアニアの人たちは、若いカップルでも自然のなかを散歩するのが好きなようで、やることのない素晴らしさについてしばし考えました。目新しい買い物スポットなどが次々できる日本とは、ちょっと違うところです。自然はいつもすぐそばにあって、支度をして出かけるところではないのがいいなと思いました。木々の向こうに見えたゲディミナス塔をたっぷり楽しんで(ゲディミナス塔の形はとてもかわいい)元来た道を戻りました。往きに目にしたおじいさんはもう丘を上りきっていて、少し開けたところに自転車を停めて、さっきの私のように街を眺めながら休んでいました。「ラーバス」「ラーバス」と挨拶をして私は宿の方向へ。しばらくぶりの太陽を、街の誰もが楽しんでいるような様子の土曜日です。

from Vilnius 雨のリトアニアより  2015.10.23

 

リトアニアは雨の日が続いています。長雨が続く、秋らしいリトアニアで旅を続けています。


リトアニア語で「雨」は「lietus」。人々の間では「リトアニア国(Lietuva)の名前の由来は雨(Lietus)がよく降るから」という説がささやかれ、学問的にはLietavaという小さな川が語源であるそうですが、私はこの「Lietus、雨がよく降るから」という説が好きです。朝、目が覚めて、窓を打つ雨音が聴こえるとじっと耳を澄ませてしばし考え事をするのは、リトアニアの秋ならではの過ごし方です。


今日はお昼過ぎに、アレさんとシギタスさんがたくさんのかごを届けに来てくれました。おーーーーきなかごのなかに、小さなかごをたっぷり詰めて、雨のなか遠くから来てくださって、会うなりぎゅーっと抱きしめてくれたふたり。今回は両手にハンドルがついたかご、トレイのようなかごなど、新しく4つのデザインを作ってもらいました。私の拙い説明とデザインラフからよくぞ……!と、驚くくらいに技術と経験を持つ2人の素晴らしい作品、早くご紹介したいです。慌てるあまり、写真も撮らずにもう日本に送ってしまいました……。ジャムとバターナイフをテーブルに並べるのに丁度いいかたちとサイズのかごなど、可愛らしい姿形をしています。どうぞお目見えする日をお待ち下さい。


今日の写真は、2人を迎えにいった先で迷い込んだ裏庭。もうリトアニア中の木々が黄色く赤く色づく頃なのに、ここだけ寒さに守られるように豊かな緑の葉を残したままでした。


from Vilnius - ナショナルミュージアムへ  2015.10.19



朝起きたら、空は明るい水色でした。
今日は暖かな一日で、コートを羽織らずに一日出歩けたくらい。
昨晩からちょっと(どころではない)問題が起きていて、今日はその調整をしていました。
毎回毎回何か起こる……一日かけて状況は良くなってきたものの、まだまだ気を抜けません。
全部終わってから「あーあの時大変だったねー!」ってなりますように。かみさま!

ところで、到着した翌日にナショナルミュージアムに行ってきました。
目的は古いVerpste。
昔は求婚のときに贈られたことも多かったというロマンティックな暮らしの道具です。



目指すVerpsteの展示場所まで一息で目指して、目に飛び込んできた壁一面の展示!
展示されているのはもう古いものばかり。
こっくりとした飴色に変わった様子が美しくて、つま先立ちして細かな模様をじっくり、ずーっと眺めました。
私が持っているリトアニアの工芸品を紹介する古本には、昔作られたリトアニアじゅうのベルプステが紹介されていて、
それはそれは豪華な内容なのですが、改めて実物を見てみると、かつて実用の道具として使われていた様子が感じられてため息をつくばかりでした。

美術館には実際に使われていた様子も写真で紹介されていて、糸車の一部として麻のかたまりが留められているのがわかります。


かつて、麻農家ではベルプステを壁に飾ることで麻の成長を促すというおまじないがあったそう。
装飾品としても美しいベルプステ、この冬たっぷりご紹介する予定ですので、どうぞお楽しみに…。


ベルプステと同じように美しい装飾が施された暮らしの道具に、アイロンや洗濯板、タオルハンガーなどもあります。
今日ご紹介する写真に写っているのが、そのうちの1つ、アイロン。
アイロン!!

アイロンは英語の「鉄=iron」から来ているので、リトアニアで当時これが使われていた頃は別の名前だったと思います。
植物のモチーフは当時も今も変わらず愛されているモチーフで、手前のアイロンにも美しい花が一面彫られていますね。
大きさは、手前のものの高さ(幅?)が40cmくらい。
これを、よく絞った生地を平らなところにおいて、濡れているうちに上からばんばんと叩いてしわを除いたようです。
むかーしロキシュキスに向かう途中で、川で洗濯をしているおばあさんを見かけたことがありますが、
もしかしたらあのおばあさんの家になら、今は使われていなくても古い「アイロン:がどこか残っているかもしれません。
あの日は6月の肌寒い日だったけれど、秋冬、川の水が冷たくなる頃はどうして過ごすんだろう?ふと思い出しました。


ベルプステの本は、伊勢丹での企画展でもご覧頂けるように展示するつもりです。
普段は大宮店に置いておくようにするので、ご覧になりたい方はぜひご一報のうえご来店くださいませ:)
↑資料として自宅に持ち帰っているときもあると思うので……

明日はトラカイに行ってきます。
それでは今夜はおやすみなさい!ラバーナクト!

from Vilnius  2015.10.18


ラーバスバーカラス!雨のリトアニアからこんばんは。
今日は朝から靄がかった1日で、日暮れとともに降り出し、夜になって本降りに。
朝、ゴーダからの電話で目が覚めて、「ノリコ!予定変更だよ!起きて!!」と起こされました。
ワオ!
詳しい説明は車の中で聞くことにして、急いで支度をして約束の場所へ。
ルタさんに会いに行ってきました。

今回はこの冬に続く自店を含むいくつかの企画展のための仕入れがメインです。
(fragmentasのWEBショップももうすぐオープンしますよ!)
ルタさんには大きな飾り皿や内側にひっそりとした美しい世界が絵付けされたボウルなどを受け取りに行ってきました。

前回はゴーダとのお喋りに夢中になって、途中まで正反対の方向に車を走らせた私たち。
今日は慎重に、時々「道合ってる?」と笑いながら確認しつつ1時間半のドライブでした。



途中で目印にしている道標を確認しつつ、ひたすら晩秋の装いの林の中を走りながら、ゴーダと「次は何を織ろうか?」という話で盛り上がりました。
「テーブルで使うものだけじゃなくて、インテリアの小物も作りたいね」とか、「新しく、小振りな織り機を買おうかと思うの」とか、そんないろいろです。
特に小振りな織り機はすぐにでも必要で、何しろゴーダには1000枚くらいコースターのオーダーをしているのに、彼女の織り機があるのは実家のパランガ。ヴィリニュスから4時間以上離れた場所です。
ゴーダ!早く小さな織り機を用意して夜な夜な織って!!!笑
「忙しい忙しい!」と言いつつ、嬉しそうに笑ってくれるゴーダに私も嬉しくなります。
この秋冬は新しく焦げ茶色もラインナップに加わりますので、どうぞお楽しみに。


ルタさんの家では、注文していた品々を受け取る他にもう一つ大事な使命がありました。
11/11から今年も伊勢丹新宿店で企画展が待っていて、そこで「リトアニアの作家たちの自家製ハーブティー」についてご紹介する予定です。
各家庭の自家製ハーブティーを瓶に詰めて展示するほか、レシピをお持ち帰り頂けるように用意しています。
その展示のためのハーブティーを用意してもらって、持ちかえらねば!
これが今回の大きな使命なわけです。

ルタさんと、お母さんのエルヴィラさんのハーブティーは、花々が調合されたロマンティックなハーブティーでした。
お願いしたら、戸棚から幾つものガラス瓶に詰められたハーブがたっぷり出てきて、それを目分量でどんどんあけていきます。
カモミールやミント、たぶんセージ?に、見たことのない可愛い花々も全部テーブルに並べて、ルタさんが両手でふんわり混ぜます。
最後に花びらの形がそのまま残ったオレンジ色をした花を加えて、出来上がり。
味見するのが楽しみな、ロマンティックなハーブティーです。
ガラスのポットにお湯を注いだら、どんな色が広がるんだろう?何を調合したかも、しっかりヒアリングしなければ!



お友だちの自家製林檎ジュースに川魚のスープ、カードチーズ…色々持たせてもらって、帰途につきました。
すでに宿じゅう至る所に私が仕入れたあれこれが溢れていて、月曜日はさらにカゴが山盛り届くかも…そろそろ梱包を始めないと、来週大泣きすることになりそうです。

それでは今夜はこれにて、皆さま良い1日を!

from Vilnius no???-2  2015.10.17


ラーバス! 曇りの土曜日のリトアニアからこんにちは。
いつもなら週末はゴーダと遠くの街まで出かけているところですが、今日は相棒のゴーダはデート!
デートならば仕方がない!……ので、溜まっていた事務作業を片付ける1日になりました。

昨日、またもや悪魔のマットレス(今年1月の日記を参照)で夜中まで寝てしまって、本当に恐ろしいマットレスだ……私はただちょっと横になって目を瞑っただけなのに……。
と、寝てしまって、冷えた体で震えながら自分のベッドに潜り込んだのが2時。
それでも朝早く目が覚めて、のんびりした気持ちで今日のスタートを切りました。
朝ごはんは近くの「Coffee inn」というヴィリニュスのあちこちにあるコーヒースタンドでカフェラテとクロワッサンを買ってくるのが常ですが、今日はさらに足を延ばして城壁のそばに新しくできた「Leaf」というカフェに行ってきました。
本当はお気に入りのケーキ屋さんで買ってきたパイがあったのに、悪魔のマットレスで寝ている間に消えていました……どこいったんだろう。



「Leaf」は、ヴィリニュスでも数年前から見かけるようになった「Bio」のカフェ。
すっきりとした内装は、まだできたばかりだからかな?
お昼時なのにお客さんは私ひとりだったけれど、城壁のそばは街の中心地から離れているし、今日は土曜日、みんな家族でのんびり過ごす(そのため遠くまでドライブして実家に戻る人もいる)日だからかもしれません。

おすすめを聞いて、チキンのサンドウィッチとアップルティーにしました。
アップルティーはほんのりハーブの香りもして、そしてチキンのサンドウィッチ!すごく美味しかったです。
4ユーロと、リトアニアでは高い値段設定ですが、味に自信があってこそだな、という感じ。
穀物がたっぷり乗ったパンは香ばしくて、薄くスライスして挟まれたズッキーニのシャキシャキが心地よくて、良い味でした。


ここで本を読みながら1時間ほど過ごして、その後歩いて宿へ。
今夜はヨバラスさんが大量のかごを宿まで届けてくれるので、予め段ボール箱を用意しておこうと20分くらい歩いたところにある郵便局に行きましたが、帰りはばっちり迷子になって、気づいたら真逆の方向に1キロもずんずん進んでいましたとさ。仕方がないので、最後はトロリーバスに乗って、「私はどこで道を間違えたのか?」を検証しながら帰りました。
本当に来た道の通り戻ったはずなのに、たった一カ所「この道を来るべきだったのかぁ」と曲がった道が「べきではない」道だったみたいです。

私がそんな風に迷子で汗をかいている頃、ゴーダはリトアニアの田舎の方へデートに出かけていた様子。ジェラス!
明日、カウナスの先まで一緒に出かけるので、色々突っ込んでこようと思います。

それでは、ラバーナクト!(おやすみなさい!)

from Vilnius No,???-01  2015.10.15




Labas!晩秋のリトアニアからこんにちは。

今年4回目となるリトアニアにやってきました。
小さな飛行機の窓から見下ろしたヴィリニュスは、深い緑色とから黄色、赤茶色のグラデーションが綺麗で、旅するのに良い季節のひとつだったなぁと思い出しました。
去年は紅葉する木々のなかをリトアニア中巡って、それはそれは素敵な小旅行のようだったのです。
霜に覆われる早朝の野原で、川面から立ち上がるもわもわとした湯気に感動したのも去年の旅でした。





今日からしばらく、リトアニアの旅の様子を綴っていきます。
相変わらず「これは大変だ!」なことも多い旅ですが、旅の収穫も時々ご紹介しながら書いていこうと思っています。楽しんで頂けますように。


ところでタイトルのところ、「No,???」になっているのは、一度ちゃんと数え直してみようと思いつつ今夜は眠さに負けて断念。「from Vilnius」のダイアリーばかりになっては困るので、何かいいアイディアが浮かばないものか考えつつ、今夜はおやすみなさい!


おしらせいろいろ from Lithuania  2015.06.26



こんにちは、店主です。
昨日からリトアニアに来ています。
早朝の京浜東北線に揺られて、まだ朝の5時台だというのに満員電車で、驚きました。
高校生たちは部活の朝練かな?みんな遠くまで揺られていくのだなぁ……そんなことを思っているうちに浜松町で乗り換え→羽田から名古屋→ヘルシンキ→ヴィリニュス……と、そんなルートで始まった今回の旅です。


さて!旅先からの日記は追々書いていくとして、今日は3つお知らせがあります!

ひとつめは、1月にご紹介したポーランドの「ヤノフの織り物」展が京都でしばしの間開催されています。
当店での展示が終わった後もお問合せが多かった「ヤノフの織り物」。関西方面にお住まいのお客さまには、実物を手に取ってご覧頂ける機会ですので、ぜひ出かけてみてください。
京都の「いとへん」さんにて、6月28日(日)まで開催中です。

↓詳しくはこちらをどうぞ

次のお知らせは、同じく関西方面にお住まいのお客さま向けですが、
6月24日〜30日、うめだ阪急の10階にて「夏至祭 バルト三国と北欧の手仕事」が開催中です。
こちらは、エストニア・ラトビア・リトアニア、それぞれの国の手仕事を5つのお店のオーナーが紹介する企画展。
カメラマンの角田明子さんのミニ写真展もあって、それぞれの国の暮らしをご覧頂けます。



私は設営の日が買付け直前ということもあって伺うことができなかったのですが、
今回の企画にお誘い下さったNORDIC GARDENの方が写真を沢山送ってくださいました。
ご自身も直前まで北欧に行かれていたようで、ものすごく忙しいなかでの準備だったと思うのですが、まるで各国の夏至祭のお祭りを楽しめるような催事になっています。
(上の写真だとヴィガンタスさんの小鳥がめっちゃ倒れていて、餌をついばんでいるってことにしよう……汗)

こちらは来週の火曜日までの催事となります。
ぜひお出かけくださいませ。
こちらでも詳細が紹介されています↓



そして最後に!

……おっと文字が大きいですね……気持ちがあふれてしまいました。

こちらは今週末、6/28(日)までの開催なのにご案内が大変遅くなってしまってすみません!
高崎にある老舗(って、言っていいですよね、20周年はすごいことだもの)JAMCOVERさんが、
今年で20周年! この記念に[ 20th ANNIVERSARY EXHIBITION ] を開催されています。
そして、この企画展にfragmentasもお誘い頂きまして、参加しております!

写真やイラスト満載で読み応えがあるFacebookとTwitterはこちら↓


JAMCOVERさんは、私がまだギリギリ中学生か、高校生だった頃、いつか行ってみたいお店の1つでした。
東京は遠いから(気持ち的にも、予算的にも、高校生の身には遠かった)、叶わないまま大人になってしまいましたが、その憧れだったJAMCOVERさんにこのような企画にお誘い頂いたことは本当に光栄で、張り切って私のとっておきを高崎に送り込み(!!!)ました。


「雑貨を並べて販売する」というのは不思議なもので、「誰がどこに並べるか」で、同じ商品でも全く違う色合いになったりします。
今回JAMCOVERのオザワさんから送って頂いた写真を見てみたら、私の選んだ品々が「JAMCOVER色」になってそこにいて、わぁぁぁぁ!!って思いました。
あとはやっぱり、オザワさんが「かわいいものが好き」というのが本当に強い方で、イラストにしてもお店にしても、そこにある什器にしても、20年を雑貨に心血注いでこられたことが感じられます。
(私は、まだできるんじゃないかなぁ……と自分を振り返ってみたり。)

改めましてJAMCOVERさん、オザワさん、そしていつもお世話になっているヒラタさんやスタッフの皆さま、この度は20周年おめでとうございます。
次は25周年?いえいえ30、40周年まで、楽しみにしています!!


……と、最後までお知らせ満載でしたが、私はこれから48時間ぶりにシャワーを浴びて、仕事が終わるゴーダを待ってルタさんのおうちに行ってきます。
去年からのオーダーを取りにいくので、楽しみ楽しみ……でも無事に帰ってこられるだろうか??
それでは、シャワーいってきまーす!!!


from Vilnius 4  2015.03.05


そういえば、エストニアには結局いきませんでした。 

from Vilnius 3  2015.03.05


↑いつも、この窓辺でついつい寝てしまう。1月からついた変な癖が直りません。

またまたやってしまった…今朝は、起きたらキッチンの窓際に敷いてあるマットの上でした。
宿で働いている男の子・クリストパスが、いつも私がここでちょっと横になっているのとか、
テーブルに突っ伏してうつらうつらしているのをすごーく心配していて、
「ノリコ、目の下が真っくろだ(註:落ちたマスカラです)、倒れてしまう(註:最近宿のオーナーが倒れた)、お願いだ寝てくれ」と声をかけてくれるのですが、昨日はうっすらした記憶のなかでまたクリストパスに起こされて「ノリコ……」と悲しそうに呟いていました。
それでもって「これなら風邪ひかないからね」と、ビーズのクッション(あのむくむく人の重さに合わせて動くやつ)を2つずるずる持ってきて、私の上に乗せてくれました。
重くて暖かかったですが、もうノーサンキューだよ!!!朝起きてビックリしました、笑。

さて、水がめ座通信でも書きましたが、今日3月4日は「ヴィリニュスの守護聖人カジミエラスの祝祭日」でした。伝統的には、今日がカジューカスのお祭りの日で、お祭りの名前はこの聖人の名前に由来しています。
まもなく始まるカジューカスのお祭りは、このカジミエラスの命日(3月4日)に近い週末に、
ヴィリニュスの旧市街全体で開かれるヨーロッパでも他に類を見ない民芸品市。
かつて、リトアニアの多くの人々が農業で暮らしていた頃、農閑期に作られた手仕事を携えて集まったこのカジューカスのお祭り。
今ではお客さんの方が数百倍?に増え、毎年数十万人もの人が、国内外から集い、そしてこの日の為に作られた手仕事を携えた職人が待つ民芸市でのお買物を楽しむのです。


↑こちらは今日撮った1枚。この景色の写真を、夏、秋、冬と撮り溜めたので、明日ご紹介しますね。

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私も、「国内外から集う」買い物客の1人として、この週末を心待ちにしています。
ポチスさんもSalantaiからやってくるし、
エドモンダスさんもKaunasからやってくるし、
エリカスさんもDusetosから(たぶん)やってきます。
久しぶりに会える人たちも沢山いるので、本当に楽しみ!
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って、水がめ座通信に書いたのですが、エリカスさんは今年来るかな?と思って、「怪しくなったらバトンタッチね」とゴーダにお願いして、自分の携帯電話でかけてみました。

「もしもし、こんばんは。エリカスさんですか?私はノリコです、あの、日本から来た…お元気ですか?今、リトアニアにいます。リトアニア語をちょっと話します。でもまだ下手です。ヴィリニュス大学の語学コースに通いました」……までを言い切って、最後の方でだいぶ怪しくなってきたのでバトンタッチ!相づちだけがいっちょまえです。
エリカスさんは、目論見通り?驚いてくれました。驚き過ぎて、いつもの1,5倍くらいの長電話になったほど(エリカスさんはとにかく話し始めたら止まらなくて、ゴーダ曰く今日は会話の途中で笛まで吹き始めたそう。どういう状況なんだ……)。

エリカスさんは、ドゥセトスに来なさいと言ってくれたけれど、私は明日ものすごい量の梱包と発送が待っているので、残念ながらまた次回に!

お祭りは、もうまもなく始まります。ドキドキしますが、頑張って駆け回ろうと思います!


from Vilnius 2  2015.03.02



Labas!
リトアニアに着いて約1週間が経ちました。今日は雨、昨晩から続くしとしと雨です。

昨日はお昼前の電車でかごの仕入れに行ってきました。
カジューカスのお祭りが今週末に控えていますが、梱包や発送のことを考えると毎日ドキドキ……もう3箱大きな段ボールにまとめたのがありますが(アレさんとシギタスさんのかご!)、明日、これらを抱えて(?)エストニアまで発送に出かけるか、ウンウン悩んでいます。
エストニアはヨーロッパでも一番の安さで発送できて、この間計算してみたら10キロあたりリトアニアとは…いくらだったか忘れてしまいましたが、とにかく安いのです。往復のバス代込みでも。
悩んでいるのは、

1)夜行バスに2日連続乗れるだろうか?
→最後に夜行バスに乗ったのは、もういつのことか思い出せないほど随分前。前は1回の買付けで3回乗ることもありましたが、最近はできれば夜行列車、ムリなら飛行機にしてしまっているので、私の体はまた夜行バスに耐えられるだろうか……と心配。
2)リトアニアの新聞社から取材を受けることになりそうだ
→今朝、宿のオーナーから連絡が来て、「Lietuvos Rytasというリトアニアで一番大きな新聞社の記者の方が、カジューカスのお祭りについて私に取材をしたいと言っている」とのこと。ビッグニュースだ!!!
どうなるか、今は連絡待ちですが、いつかこんな日が来たら面白いなーと思っていた"rytas meets rytas!!"が叶ったら、どうしよう……どうしよう!


↑古い駅舎が残ったままの小さな駅。

……というわけで、エストニア行きは悩み中。あとは着いてから暫く忙しく動き回っていたので、もう少しじっくりステイしたいなーというのもありますが、どちらにせよ来週の月曜日にはエストニアに向かうわけで……ウーンウーン。



ところで昨日訪れた先では、美味しいシャコティスをご馳走になりました。
シャコティスというのはリトアニアの伝統的なお菓子で、見た目はちょっともみの木のような、可愛らしい形をしています。
バームクーヘンのように層になっているけれど、もっとサクサクとした歯触りで、たまごの風味が美味しい焼き菓子です。
リトアニアのお祝いの場、特に結婚式では欠かせないお菓子で、みんなで枝を折るようにして食べるのだそう。
ikiやmaximaというスーパーで手に入るシャコティスは「ガリガリ」していることも多いのですが、昨日ご馳走になったシャコティスはふんわりちょっと柔らかくて、聞けば近所に作っているご夫婦がいて、ホームメイドのシャコティスだったわけです。
あんまり美味しいから、宿のみんなに持って帰ろうと思ってひとつ届けてもらいました。
「Noriko, mažas ar didelis?(小さいの?大きいの?)」と聞かれて「mažas!(小さい方!)」と答えたのに、届けてもらったのがこちら↓ でかいよ!!!!(汗)

でも伝統的にはこれは「mažas sakotis(小さなシャコティス)」なのです、笑。



今朝はこのシャコティスを朝ごはんに食べました。自然なたまごの味がおいしかった…ボーロに似た味をしています。
今度はどうやって作っているのか、見せてもらいに行こう!

夜はゴーダとリトアニアキッチンのお店へ。
車で10分くらい離れたところにある、とっても素敵なレストランでした。
内装はリトアニアの昔の暮らしをイメージしたように飾られて、Verpsteもあったし、陶器の水差しやSODOSという藁細工もあちこちに飾られて、そしてリトアニア料理!とっても美味しかったです。ゴーダ、いつもありがとう。

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