水がめ座ダイアリー

アムステルダム日記3  2006.02.07



楽しかったアムスでの日々も終わって、いよいよ今日は旅の最後の日。
今回は時が経つのが速かったなぁ…。
毎日があっという間に、指の間からこぼれ落ちるように過ぎていった。
11月の買付けのときは、最後にすーごく帰りたくなって(ちょっと)泣くほどだったのに
今回はそんな気持ちにならなくて、むしろあと1週間…!と思うくらい。

何でだろうって考えると、やっぱり大きなステップだって事を
自分なりに意識していたってことかなぁと思う。
まだゆるゆるの土台を、この旅で少しでもしっかりしたものにしたかった。
そのためにできることをずっと考えていた気がする。
どういうお店にしていきたいかとか、そういう指針のようなもの。
誰かが教えてくれるわけではないもの。自分で見つけなきゃいけないもの。
これからもずっと目をそらさないで考え続けよう。
誰も教えてくれないけど、教えてもらっているということ。目に入るすべてに
ヒントが隠れているってことがわかったこと、それが旅の収穫だと思います。

旅の間中、重たい荷物にずっと悩まされ続けてきたけど(これこそが仕事なのですが)
そういうときにすっと助けてくれたのはそれぞれの「ここ」に住む人たちだった。
それからすれ違った多くのバックパっカーたちとも助け合って進んだ。
誰かと手を取り合うっていうのは素晴らしいことだな。
何が素晴らしいって、心の奥のところからじーんとしたものが沸き上がってくるもの。
気持ちが沈んでいるときに救い上げてくれたのも、そういうやり取りだった。
やっぱりにこにこしてなくちゃだめだ、そういう瞬間を逃しそうになる。
私はそういうのを食べて生きているバクみたいなものなのかも。



さて、飛行機です。あぁ怖い。けど前より随分ましになったかも。
昔は冷や汗とかかいてたし、それを思うと随分成長したものだ。
日本に帰ったら、まずお風呂に入って、お味噌汁を食べたい(飲みたい?)です。
あとてんやに行きたい…。旅行中はずっとてんやのことを教えていた気がする…。
まるでてんやの広報だ。えびチケットくらいほしいものだな。
会った人たちに渡せるようなショップカードを作るのを3月の目標にします。
それではもう寝ます。帰ったら日記をつけるのが楽しみ!

アムステルダム日記2  2006.02.06

今日は朝食後にタミコさんお薦めのマーケットに行ってきました。
朝市かと思って出かけたら、立派な蚤の市で、あぁびっくりした!
蚤の市は土日、というのが自分のなかですっかり定説になっていて、
敢えて求めようとしていなかったけれど、
そういうのって行動範囲を狭めたり自分から出会いをなくしたりしているんだな。
勉強になりました。

そしてここではとっても素敵なものを発見!なんとタイプライターです!!
あぁ嬉しい。あの独特の「パシパシッ」っていうタイピング音にずっとひかれていたから。
それにプラハの警察署で書類を作ってもらうときに、
目前で現役タイプライターが働いているのを見てからは特に憧れが強くなっていたから。
本当に嬉しい。わーい!

それで、帰り道に嬉しいことがあった。
蚤の市からの帰り道、手に入れたタイプライターを下げながら歩いていたら
後ろから歩いてきた男の人が、追い抜きざまにタイピングをする仕種をしながら
「それタイプライターでしょ?いいの手に入れたね!」とにっこり。
「そうなんだ、ずっと探してたんだ!」と答えながら、私はじんわり嬉しくなった。
そうだ、この感じ、この躊躇いなくぐっと垣根を越えてくる感じ…。
誰とでも何処ででも、こんなふうに突然会話が始まるこの感覚がたまらなく好きで、
それを求めて旅に出るのだとすら思う。

そうか私は誰かと話すことが大好きで、そこにいつもパッションみたいなものを求めてる。
ちょっとした会話や仕種がだれかをすんばらしく幸せにする、
そのことをモスやスタバや結婚式場でのアルバイトのなかで体が芯から覚えてしまって、
心の底ではいつもそれを求めているんだ。あぁ今すごく接客業がしたい!!!

私が求める雑貨の仕事って、いいと思うもの、可愛いものを扱うことだけじゃないと思う。
モノを通して、ちょっとでもその人に触れて、せっかくだから気持ち良くなってもらうこと、がしたいと思う。
スタバでのアルバイトでは、お客様と相談しながらMD商品
(マグやタンブラーなどの、棚に並んでいる商品のことです)
を販売するのがすーごく楽しかった。
一人一人のライフスタイルとスターバックスの存在を探りながら
「こんなのはいかがでしょう?」と提案するのに一生懸命だった。
あれは楽しかった。

言葉と笑顔で誰かをほんの少しでも幸せにできる。
それは素晴らしいことだ。そうだホスピタリティだ!
大事なのはやっぱりそこで、私の原点はそこにあるのかもしれない。
唯一才能があるとしたらそこかもしれない、と信じて頑張ろう、磨いていこう。
わしわしわしわし!!

さて、つい熱くなって色々書いていたらすっかりコーヒーも冷めてしまったよ。
今日はこれからホテルに帰って、もう1回HEMAに行って、それでパッキングをします。
明日はとうとう帰国…あと少し、頑張ろう!
そういえばアムスではさっぱりトラムとかに乗らなかったなぁ…。
今日は自転車を借りてぐるぐる乗り回しました。楽しかった〜。
足ブレーキって、最初よくわからなくて、
突然止まってお腹をぶつけたり(痛かった…)大変だったけど、
慣れると…嘘です、まだ慣れてません。慣れると良さそうですという話。

アムスっ子たちは自転車に乗るときの姿がすぃーっとしていてチャーミングだ。
曲がるときもきちんと腕で合図するし、これ、結構かっこいいのだ。
腕や鞄にきちんと反射板とかつけててね、いいなぁ〜。
今日借りた「オランダ号」←勝手にネーミングとも明日にはお別れです。
オランダ号よ、どうもありがとう。
足の短いおいらにはちょっと大きすぎたけど、きみのことが好きだよ。
というかオランダ人が大きすぎるという話だ。
みんな背が高くて、空港でも驚いたものー。

さぁいい加減にホテルに帰ろう。
今日はこれからパッキングをして、あとはHEMAにもう1回行きます。
夜ごはんはアルゼンチン料理以外ならなんでもいいや。

夜ごはんはピエール龍と真田弘之に似たお兄さんたちとパスタを食べました。
それにしてもスゴイ量だった…そしてなぜか店員がみなインド人…。
男の人って頭の回転スピードか方向が違うのか、面白いことを言うのですごい。
今日は明日に備えてこれでおしまい。もう寝まーす。
ホーミーが私の上にいるけど、このまま一緒に寝るのかな?

ブダペスト日記4/アムステルダム日記1  2006.02.04



さて、今日はBudapestからAmsterdamへ! 12:50発のMALEV便で移動です。
しかし…朝早起きして蚤の市に行くも目当ての灰皿には出会えず…。
おじさん、約束したじゃない〜。まぁしょうがない。
絵本などを仕入れることができたので良かった。

Keleti Puの郵便局は日曜日でお休み。予定していた荷物を発送できず、
しかも飛行機での移動ということでオランダに持っていくわけにもいかず、
ここで知り合った日本人のSくんにアルバイトを頼むことに。
出発前に書類と一緒に手順を説明して、アルバイト代を渡しました。
な…なんか大人って感じだわ…。
オーナーのJOEに「また来るね!」と挨拶をして、さらばカトリーナ・ホステル!
今回もとっても居心地が良かったです。



そしてメトローとバスで空港へゴー!…のはずが何とターミナルを間違えて大焦り。
もう「not from here」って言われたときは失神しそうだったよ…。
やっぱり甘く見ないで早めにきて良かった…。
結局エアポートミニバスで第2ターミナルに移動。無事に乗れそうです。
朝は雪がちらついていたけれど、もうすっかり快晴。
寒さも、慣れたせいもあるのかそれほど感じない。
そうだ、朝見た雪は素敵だった。結晶のまま空から降ってくるの、雪が。
誰かに見せたくて一生懸命カメラを動かしました。撮ることができて大満足。

さて、オランダはアムステルダムに到着です。
噂通り、アムス上空は霧が濃くて、飛行機の着陸時にカウントしてみたら
大地が見えてわずか26秒でランディングでした。す…すごい。
MALEV AIR怖くなかった。出されたパンが熱々で嬉しくて3個もおかわりしてしまった。



この旅も残りあと2日とわずか。アムステルダムでも思いっきり歩き回ろう。
もう70kgも送ったし、まだ手元にも沢山あるし、大丈夫かな…とは思うけれど
でもそんなに何度も来れるわけではないんだから、精いっぱいやらなければ。
今回の旅で結構偉いなぁと思うのは(自分で思うのも変な話しだけど)
ほとんど私物を買っていないことだ。前回の反省点がいきている感じ。
あとはまぁ、単に忙しいからなんだけど…。

うーん…なぜ今私はジャズバーにいるんだろう…カフェだと思ったんだけど…。
このクッキーはノーマルクッキーだよね?葉っぱとか入ってないわよね?
でも演奏も歌い手さんもチャーミングでちょっと上手いのでいいや。
河東くんが喜びそうだな。今度は一緒に来よう。
さてさて、アムステルダム!最高に可愛い街です!!私は今ちょっと感動しています!
宿泊先のMY HOMEのタミコさんは笑顔と声がとっても素敵な女性。
勢いがあって、私までつられそうになるのはいいことだと思う。
ネコもいてねー、可愛いです。ホーミーという名前。



この街ではどこを向いても自転車が溢れていて、みんなスィーッて駆けていくのね。
レンガ作りのアパルトマンが並んでいて、細い小道があちこち脇に延びていて、
心なしかどの人も皆幸せそうな顔をしている。
みーんなニコニコしていて、優しいんだよー。河東くんを連れてきたいなぁ、ここに。
今度は一緒に来よう。だから今回は色々見ないで取っておこう。

今日は到着後に簡単な説明を受けて、しばらくホーミーと遊んで街を散策。
ホーミーはすごく人なつこいネコで、うちのはーちゃんときたら…。
まぁこれも個性だ。ネコはどれもネコなのだ(?)。
さて、そろそろホテルに帰ります。続きはまた後で。

あぁ旅先でごはんを食べるのって本当に難しいなぁ…。
なんで私はオランダまで着てまたアルゼンチン料理など食べているのか…。
オランダ料理って何があるのかなぁ。味覚が変って本当かなぁ。

ブダペスト日記2  2006.02.03



誕生日の朝から、素敵な「気持ちの贈り物」を受け取った。
ハンガリー語でカフェオレは「テイヤッシュ カーヴィー」と言うそう。
カフェのお姉さんがにっこり笑って教えてくれました。
こういうやり取りがいつでも旅の醍醐味だ。お姉さん、どうもありがとう。
それから日本語について色々お喋りもしました。カタストロフ!!!だって。
スロバキアのおじちゃんたちもそう言ってたなぁ…笑。
英語が話せるって大切だなぁ。もっと勉強しなければ。



さてさてさて、そうなのです。今日は26歳の誕生日なのです!!
さすがに今までのどの年より実感が湧かないなぁ…。
ハンガリーで過ごすとはまさか思っていなかったしなぁ…。
今年はどんな年になるかな?

水瓶座は心がない星らしい。そ、そうなの…、へぇ…。
今年は…何か大きなもの、いい空気のかたまり?みたいなものを探っていく年にしたい。
これから30代40代と年を重ねていくことが、徐々にリアルに感じられるようになってきた。
毎日を大事に大事に過ごしていこう。できないときもそのなかで頑張ろう。
立ち止まって苦しくても前だけ向いて歩いていこう。
できなくっても、そう思っていることが大事なんだ、きっと。
それで強くて優しい人って、まだどんなだかわからないそれを追ってみよう。
強いって何か、優しいって何か、自分にとってのそれを探そう。

河東くんを引っ張らなければいけないときも出てくるだろう。
今までずっと引っ張ってもらいっぱなしだった。少しずつ返していこう。
紙の上を滑っていく言葉を自分のものにしていきたい。真っ直ぐに。
26歳も、いい年にできますように。



※この日の日記はここで止まっていましたが、夜ごはんに、ワインを飲みました。
あれがトカイワインだったのかなぁ…。美味しかったです。
ケーキは、クリスマスに焼いたものです。食べれなかったのが悔しくて、載せてみました。

プラハ日記4/ブダペストの入り口  2006.02.02

060202-1

朝いちばんの列車でブダペストに向かうはずだったんだけど…謎の寝坊により変更。
目が覚めたときには既に列車は発った後でした。あぁびっくりした!
というわけで、朝食をアルゼンチン人の男の子2人とゆっくり摂って、日記書き。
杏ジャムとバターのタルティーヌも美味しいなぁ、パン美味しいなぁ…。
それにしてもオープンチケットで良かった。1200コルナが無駄になるところだった。
次の列車は何時だったか、ヤン(フランス人の男の子です、日本語がぺらぺら!)
に時刻表を渡してしまったのでわからない。11時を目安にプラハ本駅に行ってみよう。
確かその頃に1、2本あったはず。早めに行ってカフェでゆっくりしよう。

うーん、次の列車は本駅からではなかった…。ホレショビチェからだった…笑。
でも時間はたっぷりあるから、大丈夫でした。
折り返してからこの旅はどんどん楽しいものになってきている。
ARPACAY HOSTELは想像以上にいいところで、居心地も良かった。
トラム1本で市街に行けることもすごく便利だったし、
同室のみんなでワイワイお酒を飲んだりできるくらい仲良くなって楽しかった。
またここに泊まろうと思う。今度は最上階がいいなぁ…河東くんにも話してみよう。



さて、ホレショビチェ駅を離れて列車はブダペストへ向かいます。
列車に乗り込んだら何と同室だったアレックスがいてビックリ。
何でも彼はブダペストのユースで働いているそう。一緒に向かうことになりました。
今回は休暇でプラハに来ていたそう。航空券の値段や日本の物価についてなど色々と話す。
列車は1256kcで6時間半の旅。
今は話し疲れて寝てしまった。それでは私は食堂車へ行ってきます。

食堂車ではウェイターのおじさんがチャーミングな接客をしてくれた。
隣の席のアメリカ人とのご夫婦ともわいわい喋りながら、楽しい食事でした。
めずらしく「仕事で?」と聞かれて、東欧を回っていることなどを話す。
ヨーロッパ人気はもとより、東欧は今注目が集まっているんだよ、と話すと驚いていた。
それで「アメリカでは流行っていないよ」だって。
そ、そうくるか…。
このお2人はテキサス出身。ウェイターに答えるときに誇らしげだったのが可愛かった。

←ごはんをモリモリ食べて今日も頑張ります(丸い…)。

窓一面に広がった雪原に、木々が長い陰を落としている。夕方なのだ。
遠くに見える家々で、今も誰かがそれぞれの生活を営んでいるなんて、嘘みたいで、
まだ実感がわかない。でも私は確かにこの地を列車で走っているんだ。
向こうの道に一台、車が走っているのが見える。
ぽつぽつと小さな足跡が線になって、雪の上に残っている。
うさぎとか、犬とか、馬とか、人のとか。
ブダペストまではあと4時間。本でも読みながらゆっくり過ごそう。

プラハ日記 3  2006.02.02

おぉ、とうとう2月です。
明後日はもう26歳かぁ…、はやいなぁ…、1年が。
プラハ2泊→ブラチスラバ1泊だった予定を、プラハにもう1日延泊することにしました。
これまでの買付け経過とブラチスラバで得られるもの、移動時間などなどを考えて、
ここでもう1日粘った方がいいだろうと判断。頑張ります。

さて、朝食後にメールチェックなどをしてから支度を整えて、郵便局へ。
ユースを出たら今日も辺りは真っ白だった。何度くらいあったのかなぁ…。
今度買付けに来るときはちっちゃな気温計を持ってこよう。面白そうだから。
気温が低ければ低いほど、それは新しい感覚を体験しているってことなんだなぁ。
あぁ今一体何度なんだろう!

郵便局で15kgの荷物を発送。15kgなら難なく持ち歩けるようになった。
その足でメトロとトラムを乗り継いで、今度は切手屋さんに。
トラムに乗りながら「乗り続ければ去年泊まったホテルゴルフだな」と懐かしい気持ちに。
あのとき「またここに来よう…」と決めた幼い決心が私をここまで連れてきてしまった。
思ったことを紙に書くことの、その力の凄さよ。



切手屋さんでは「久しぶりだねぇ、また来たんだねぇ」なんて感じで握手を交わして、
椅子を勧められて早速何冊か出してもらった。
おじさんは私の好みをもうすっかりわかってくれていて、だからすごく楽に探せる。
私が求める切手や価格帯も、過去3回の来店ですっかり覚えて下さっている。
その姿勢がすごく勉強になるし、やっぱりそうでなくっちゃ、と思う。
私もこんな風にお客様の相談に乗りながらお買い物を手伝えるようなお店を創りたい。



切手屋さんではDDR切手の探していたシリーズなどを300点ほど仕入れました。
そして今は並びにあるレストランでこれを書いています。時刻は12:20。
この辺りで働いているおじさんたちに紛れてアジアの女の子が1人。
みんな物珍しそうに見ているよ…ハァ〜イと心の中で手を振ってみるが届かず。
プラハの中心地からかなり離れているからか、どれもボリュームは同じなのに安いなぁ。
私は鳥のフライを注文。大きなピクルスと大量のマッシュポテトに驚いたけれど、
合わせてみると口のなかで酸味が広がって美味しい!ピクルス食べられるようになった!
今年はピクルス作ってみようかな、ポリポリおやつ代わりに。
さて、今日はこれからもう一度市街に出て、予定のマグなどを仕入れにいきます。



ふぅ〜、やり切った、プラハ!
マグも充分仕入れられて、計画していたことは全てやり終えたなぁ。やった…。
夜ごはんは昨日買っておいたブロッコリーに塩を振っただけのものとトマト。
「日々ごはん」を読んでいると無性に野菜が食べたくなってくる。
文章に力が宿っているからだと思う。魂がこもっているのだ、野菜に対して。すごいなぁ。
その野菜をつまみながら、私はせっせと荷造り、発送の準備。
部屋のみんなが集まってきてワイワイ喋りながらさくさく進めた。
これから中央郵便局へ行かなければ、と頑張った。

明日の朝、7時過ぎの列車でブダペストに向かいます。

プラハ日記2  2006.01.30



この旅では高山なおみさんの「日々ごはん」3と4を持ってきたんだけど、
重いかな…とか迷いながらも持ってきて本当に良かった。
自分の仕事に対して真摯な人たちの姿勢や眼差しについて書かれた、
ぎゅうっと魂が込められているような文章に一々ハッとさせられて、
何度も舐めるようにして繰り返し追ってしまう。
そしてそのことで私のなかに「何か」が溜まってきている気がする。
それはとても大切な「何か」である気がする。
私がこれからこの仕事を一生の仕事としていく上での、大切な指針に繋がるような…。
とにかくこの、ひとすじぽぅっと光るものを、この旅をかけて追ってみたい。

私は "2e dictionnaire" という場所を使って、一体何をしたいんだろう?
この仕事で「プロである」と自分が思えるのはどんな姿なんだろう。
焦りばかり、疲ればかりで、真っ直ぐにぐっと考えることができなくなっている?
考えながら。考えることを忘れずに生きなきゃだめだ。
今までずっとそうしてきたように。かまけちゃだめだ、慣れてはだめだ。
それにしても「等身大」ということのいかに難しいことか。そもそもそれって…?
今は意識が働いてしまっているので、たぶん無理だろう。離れた方がいいだろう。

千絵子の日記が滅茶苦茶に笑えた。
早稲田の「2004年度卒業生の進路一覧」に、
就職先として "2e dictionnaire"と書いた大バカもの、それは私です。
というか、そんなことすっかり忘れていたよー。
そういえばそんなこともあったなぁ…。あぁおかしいな。
気付いたらこうなってた…なんて思いつつ、しっかり真面目に考えていたんだな。

さて、夕食は2晩続けて「ウ・ドゥウ゛ォー・コチェク」へ。
お酒は飲みません。倒れてしまうから!
しかしこの肩の痛みはいったい…。日本に帰るまで治らないのかしら。
今晩辺りストレッチしないと、そのうち首にくるなぁ…。
今日もアコーディオン弾きのおじいさんが奏でるメロディーを楽しみつつ食事。
とても素敵な音色だよー。みんなで小さいけど拍手をしました。

あとは、今日河東くんと電話しました。声が嬉しそうで、私も嬉しかった。
ここへきて考え続けていることを少し話した。
私が持っているまっすぐな視線でものを選ばなければいけないということ。
まっすぐな視線というのは、他のお店で扱っていたから(売れるだろう)とかではなくて、
私がいいと思えるものを、ということ。今はまだ濁っている気がする。
それを少しずつでもいいから浄化したいんだということを話した。

ベルリン日記5とプラハ日記1  2006.01.29



うーん、疲れて29日の日記をすっとばしてしまった…。
ベルリンを発って次の街・プラハへ。
ベルリンは何と言うか、うーん…辛かったような…。
実感がないからまだ気楽だけど(まだあまり危機感ほどではなかったということです)
「買えない」ことへの不安との戦いだった気がする。
まさか本場のベルリンで蚤の市がやっていないとは想像していなかったし…。
土曜日は朝から出ばなを挫かれっぱなしだった。
でも長い目で見ればこういうことだってあるだろう。いい経験だったんだろう。


←ドレスデンまで一緒だった笑顔の素敵な男の子。(年上かと思ったよ…)

さて、EC173にて揺られること約5時間。プラハに到着しました。
ゴーーーーー!

プラハ初日の夜。本当はこんなの文字も揺れるくらいクタクタで、
今回はへヴィーな旅だなぁ…と少しぐったり。でも頑張ろうと思う。
まずは昨日のことから。
東駅の蚤の市は小規模ながら古い紙袋やガラスボタン、小さくて繊細な感じのお皿など
かなり良いものが見つかって大満足。やっぱり歩かなきゃだめだ。それが仕事だ。
つらいと思ってからあと100歩歩くこと、それが大切なのは
前回の買付けでもその前のパリでも学んだこと。無駄にしちゃいけない。

プラハ初日の今日は、ベルリンで送れなかった商品を発送することからスタート。
確かに重いなぁおかしいなぁとは思っていたけれど、
あの荷物がまさか30kg近くもあるとは…そりゃカートも動かないはずだよ。
(註:ドイツ郵便では20kgまでの重量制限があります)
送料はベルリンからの方が断然安い、覚えておこう。

さすがに3回めということもあって、プラハでの買付けはスムーズに進みそうです。
ここで頑張ってあと60kgくらい送りたい。ェィェィェィ、頑張るのだ!
それにしてもねぇ…1年で3回もチェコに来るとは思わなかったなぁ…ははは。

ベルリン日記3  2006.01.28


朝、早起きをしてぱぱぱっと朝食を済ませてフリーマーケットへ。
でも…でも…でも…やってなかったよ…。
MorlitzもMauar Parkもやってなかったよ…。(2月だから?)
でもマウアーパークの帰りに1つヘナチョコ・マーケットを見つけて、
たった1つだけどハリネズミの置き物を発見。これがとんでもなく可愛い。
その他の商品はどれも凍り付いていて(本当です、氷が張っていました)触れず。
看板が可愛かったからそれだけでも良かったと思おう。



それから6月17日通りに移動して市内でいちばん大きな蚤の市へ。
ここがとても良かった。というかホッとしました、やっていて。
薔薇の柄のケーキサーバーやリネンクロスや、
そうそう、DDRの切手がいっぱいつまった切手帳を買ったんだった!
キツネが何か背負っているのとか、ちょっと間抜けなのがとてもいい。
一緒に漁っていたおじさん(お客さん)が、
「(提示された値段が)それじゃ高すぎだ! 何かまけてやれ!」
と本気で怒っていたのが何だか嬉しかったなぁ…。ありがとうおじさん。

←このあとおじさんは蓄音機を回してくれました。

その他の収穫はくまの文鎮、シュガーポット、小皿などなど。
最近ロマンチックなのが好きなのかなぁ、なぜだかそんなのばっかりだ。
明日はモーリッツやっているかなぁ、念のため行ってみようかなぁ…。


あぁやっと今日で旅程の1/4が終わった。眠い…。
明日はOst Bahnhofの郵便局行かなくちゃねぇ。
今日はもう歯を磨いて寝ます。明日シャワー浴びます。

←夕暮れ近くなった頃のテレビ塔。ちょっといい。

ベルリン日記2  2006.01.27



さすがに(徹夜続きで)疲れが溜まっていたのかすっきり…とはいかないけれど
 ぐっすり眠って目が覚めた。キッチンから見える空は雲が少しだけかかったくらいの晴れ。
 ラズベリージャムとバターでタルティーヌ、美味しいなぁ。種がプチプチしてる。
 さて、今日はベルリンの街に慣れなくては。これから用意して出発です。

 風邪かなぁ…疲れかなぁ…体がだるいです。
 頭もぼーっとしているし。今日頑張らないといけないのに…。
 お昼ごはんはトマトとバジルのスパゲティー、カプチーノ。
 ギャルソンがにこにこしていて優しいよ。おぉ、シュポルト!
 (註:トイレ帰りに階段を掛け登っていたところかけられた言葉。独語でスポーツのこと)
 腕に黄色いマークを付けたおじいさんが若いカップルに絡んでいます。
 あぁ、連れ出されてしまった…。さようなら、おじいさん。
 さぁ私はもう一度出発だ! ゴーゴーゴー。

 …というわけでてくてく歩いて、ベルリンベアーのスタンプや古い包装紙などを発見。
 壁紙なども見つけて、これはラッピング用にしたら可愛いなぁ。嬉しいなぁ。
 しかし困ったことに具合が悪い。何より腰が痛い…。体の要じゃないですかー。
 今日は早く寝ろってことかしらん。

 (帰ってから)はぁーーーーー、クタクタだだだだーん。
 もう足はぱんぱん、腰はずきずき、腕も肩も限界…とは言うまい。言ってはだめだ。
 だって歩いたぶん収穫もあるわけで…!
 何といっても良かったのはデッドストックの包装紙や壁紙だなぁ。
 ベルリンベアーも目がくりっとしていて、誇らしげな顔がとっても可愛い。
 嬉しいなぁ、嬉しいなぁ。

 夕ごはんはUバーン(地下鉄)そばのケバブ屋さんで。
 インド人の作るカレー味のケバブ! 美味しかったー。
 竃でナンを焼くところから作るのもすごいな。くるくる回してさ。
 明日もここにしようかな。野菜もたっぷり摂れるし、それは重要なことだ。

 さてさて、明日はいよいよ第一の山場、ベルリン蚤の市めぐりです。
 早起きして出掛けるぜっ!
 帰ったらさくさく大発送だい。…でも郵便局はどこ?
 明日の朝デビッドに聞いてみよう。近くにありますように…かみさま!

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