水がめ座ダイアリー

07-06-21|雑貨でめぐる6カ国|フィンランド  2007.06.21

photo by kd


何が入っていたんだろう すごく気になる。
誰が使っていたんだろう すごく気になる。
どうして手放してしまったんだろう すごく気になる。
こんなにも愛らしい存在を?


この旅で、まさか北欧に足を踏み入れることがあるとは思っていませんでした。
それはまったくのアクシデントによる旅。
とにかくどこかへ行かなくちゃ と、タリンからいちばん近い外国に行ってみようと思ったのです。
それが、フィンランド。



小雨が降りしきる中、タリンの港を離れた高速船は、
藍色の海に白くどこまでも続く痕を残しながらゆったりと北を目指します。
そうして揺られること2時間弱。
船内の乗客たち(ほとんどが子どもだった)がざわつき始めたと思った頃にヘルシンキ港に着きました。
きっとエストニア語とフィンランド語のアナウンスが流れたのでしょう。
さっき耳にした柔らかな音質の言葉がそれだったのだ、と気づくまでに珍しく時間がかかりました。



いつか雑誌で見たことがあるような、小さな島に赤い屋根の小屋。
エストニアの空を飛ぶのと同族かもしれないカモメたち。
空はどこまでも果てることなくにび色で、この選択が正しかったのかどうか、
自信が持てずにいる自分の心を見ているようでした。




↑霧雨けぶるなかで見上げた、ヘルシンキ大聖堂。

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